私が青柳くんと同じ立場に追い込まれたとき、
一体どれだけのひとが手を貸してくれるのだろう?
怖くてリアルに想像できない。
そんなちゃんとした人間関係を築いてる自信がない。
では逆は?
共に学生時代を過ごした友が、あるいは元恋人が
そうなったとき、私はどうする?
色々なことを考えた。
みんなに会いたくなった。
伊坂さんの作品の登場人物は本当に魅力的で
その大好きなキャラたちの欠片欠片だけでも
拾って、「そういう人間でありたい」っていつも思う。
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各所で本書の感想を見た。
伏線が回収しきれてないだとか
すっきりしないだとか
色々感想はあるみたい。
まだ1.5回しか読んでないので
何も言えないけど、
(伊坂さんの要望通り3回は読んでみようと思っている)
伏線は拾うだけ拾って
謎のままのものも、きっとどこかにつながっている
そんな気がする。
私にとっては結構上位にくる作品。
以前、友人に伊坂さんをオススメしたら
「悪が悪っぽくない(ものたりない)」
といわれたのを思い出した。
なんだか、違うんだよ。
正義と悪とか
ハッピーエンドとバッドエンドとか
そんな枠に収めるものじゃないんだ。
そんな分類は『ロックじゃない』
…なんて(笑)
今回も素敵な格言がいっぱい。
ページに付箋を貼っておきたい気持ち。
伊坂先生、今回もありがとうございます。
- 感想投稿日 : 2009年5月16日
- 本棚登録日 : 2009年5月16日
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