KUNIMORI

著者 :
  • 中央公論新社 (2009年2月24日発売)
3.36
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本棚登録 : 174
感想 : 33
3

んんん?どうした五條先生、面白くなげふげふげふ。

アレー?相変わらずのボーエー的スパイ的な内容なのに、全然盛り上がらないし緊迫感もない。
サラサラサラ~と流れて終わり。アラ?

キャラもカワユスでいいんだけど。
というか、このシチュエーションで徹底的な悪人がいないところがスゴイ。
今回、全員がイイ人。
でもストーリーがあっさりだから、人物もすべてがあっさり。
途中で中瀬君が「イイ人は足元をすくわれやすい」的なことを言うから、トンデモ裏切りがあるのかと勝手に思い込んでいたので^^;
最後まで読んで、「諜報員やら盗聴やらをモチーフにしたほのぼの小説だ……」と思ってしもうたよ。
カサイさんの身分は途中で予測がつくしなあ。

ラストまでこのまんまだったら、不本意ながら☆二つのところだったけど、ラストの潤君がぐっときたから三つにした^^;
ああいう行動を取るとは思わなかったから、よけいに切なかったわ。

とはいえやっぱキャラはいいんだよねえ~。
ゴツイ設定に超キュートな登場人物たち。
これが五條先生の持ち味なのかしら???

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 五條瑛
感想投稿日 : 2010年6月24日
読了日 : 2010年6月24日
本棚登録日 : 2010年6月24日

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