anego

著者 :
  • 小学館 (2003年10月1日発売)
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「奈央子さん、知ってますか。男運が悪いのは、頭が悪いってことらしいですよ。運が悪いんじゃない。男運が悪いのは、頭と性格が悪いんですって」

「私たちって、自分たちのこと、なまじ頭がいいと思ってるじゃないですか。でもそれってまるっきり間違いだったっていうわけです」

「妥協するのも、頭がいいっていえばそうかもしれないけど…」

「ねえ、このレベルの男とつき合いたくないって思うのも、頭が悪いって言われるわけ?」

「もちろん。見極めが悪いのも、頭が悪いってこと」

「前の男が忘れられないのは」

「おお、頭が悪い何よりの証拠」

「いい男がいない、いい男がいないかって、口を開けばぶうぶう言ってるけど、世の中にはいい男が確かにいます。でもそういうのは別の女がかっさらっていきます」

「見極めが悪い、決心がつかない。つまらない男とだらだら続ける。私たちに男運がなくって、こんな風にイヴの日に集まっているのにもちゃんと理由があったんです」

「いいわよ。頭悪いって言われても。いまさらつまらない男とどうのこうのしようと思わないもの」

「ほら、その居直りがいけないわけ」

「居直りで悪かったわね。わたしにも一応、実績といおうか、プライドっていうもんがあるからね」

「ほら、ほら、もうプライドは捨てましょうよ」

「いやいや、誇りと志は高く、間口は広く、っていうのが私たちのモットーじゃなかったっけ」

「いずれにしても、頭のいい女は幸せになるわ。わたし、この頃本当にそんな気がしてきた…」


‥‥‥‥‥あぁぁぁ、わたし頭悪かってんや、いわんや性格をや(>Д<)

ドラマになったのはちゃんと観たことがないけど、もう少しさわやかなイメージがあった気がする。。。。原作本はまさに恋愛ホラー。

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感想投稿日 : 2009年5月3日
本棚登録日 : 2009年5月3日

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