「人は死に向かって生きている」
生きたい、もっと生きたかった、死にたくなかった。
生き返って欲しい、死なせたくない、、、望みはただそれだけ、、。
生への純粋な欲望が新たな死を生み、愛情はいつしか憎しみに変わる。
歪んだ欲望と愛情に蝕まれた八雲の心はどうなってしまうのか…。
今回、私にとっての一番の見所は、後藤夫妻でした。
耳の不自由な幼い子供・奈緒を通して二人の絡まっていた愛情が
ほどけていく瞬間が見えた気がしました。
石井刑事を思う真琴も何気にいいです。
八雲と奈緒の強い心に勇気づけられ、
一心の愛情の深さに心が温かくなった第6弾。
でも寂しい。すごく寂しい、というのが一番の感想です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
┣ 神永学
- 感想投稿日 : 2018年2月25日
- 読了日 : 2011年3月11日
- 本棚登録日 : 2018年2月25日
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