ダレカガナカニイル… (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2004年2月13日発売)
3.48
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本棚登録 : 771
感想 : 88
4

タイトル通り、誰かの意識が自分に入っちゃった話。

ちょっと『寄生獣』みたいだった。
あまりファンタジーとかSFとかが得意でないので楽しめるか不安だったけど、杞憂だった。
本の厚みを感じさせない面白さだった。
この設定でこれだけ面白く書けるのは才能なんだろう。

一体どういう結末がハッピーエンドなのか判定がつかず、だから物語がどの方向性で進むのかも察知できず、そういった要素もこのミステリ(?)の成功に繋がってる気がする。

でも、考え得るなかで一番ツライ終わり方だった……。西岡、可哀想すぎる……。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年4月23日
読了日 : 2017年4月23日
本棚登録日 : 2017年4月23日

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