人生の勝負は、朝で決まる。: 「結果を出す人」が続けている52の朝の習慣

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  • 学研プラス (2016年1月12日発売)
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1.「毎朝同じ電車に乗ってる人は、同じような人生を歩んでいる。」
電車の乗る時間帯に、社風ならぬ車風がみられる。その時間帯によって人それぞれの表情や特徴に共通点が見られる。早い時間帯の人は読者をしていたり、勉強をしていたりする人が比較的多い。それに対し、遅い時間帯の人たちは、寝ていたり、ゲームをしていたりする。どの時間帯に乗るかによって、自分もそれに合った特徴が出てくる。次第にはその車風に染まる人が多い。



2.夜だと「○時まで勉強しなくては。」、「朝だと○時までしか勉強できない。」
夜と朝に勉強をするのでは、こういった考え方に違いがある。そのため、朝に勉強をすると「○時までしか勉強できない」という思考になるので、自然と必死になる自分がいるので効率も良かったりする。もちろん人それぞれ、夜の方ができる、朝の方ができる、など違いはあるが、「確かに」と納得した自分がいた。

3.「徹夜は自己満足のため。朝勉は自己実現のため。」
これは間違いないと思う。徹夜して詰め込んだ内容は、忘れやすい。そして「頑張って、これだけ寝ずにやった」という質よりも時間量を見て勘違いしてしまい、結果として自己満足に終わっている。一方、朝に勉強するには、朝から勉強の時間を確保しないといけないので結果として普段よりも早起きするしかない。そうして自分をコントロールして自己実現のために必死になれるのは、どちらかというと朝になれるのではないだろうか。

4.「深夜のキスは性欲。朝のキスは愛。」
男性の目線で書かれていた名言。男性なら少しは思い当たることがあるのではないだろうか。なるほどな。となったので記録した。

5.「朝の相手が愛せないなら、その人とは結婚しないほうがいい。」
寝起きの姿は、排泄行為の次に人間が醜い姿なのではないだろうか。という著者の持論。確かに、寝起きは髪の毛もボサボサで、顔も全てが裸だ。それこそ、その人の容姿の本性が現れたといっても過言ではない。そんな相手の姿を愛せないなら、当然結婚はするべきでない。ということだった。

これらが、個人的に印象に残った言葉である。
この本を読んでみると、夜に比べて、朝の方が得られるチャンス、効率的に使える時間の質に差があると考えさせられる。本当に成功してる人は、したいこと、好きなことを早くしたいから自然と早起きになってしまうというメカニズム。よって、ただ早起きすれば良いという訳ではない。ただ早起きするだけで良いなら、新聞配達の人たちは皆億万長者になっている。目的と手段を間違えてはいけない。
早起きして、生活リズムを変えたい人、朝型人間になりたい人にはおすすめの一冊。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年5月11日
読了日 : 2020年5月11日
本棚登録日 : 2020年5月11日

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