田中角栄 - 戦後日本の悲しき自画像 (中公新書 2186)

著者 :
  • 中央公論新社 (2012年10月24日発売)
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感想 : 77
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田中角栄の一生を前半期を中心に書いたもの。
客観的でありつつも、番記者だったからか同情的な視線が根底に感じられる。
首相までの上り坂とその後の凋落がコントラストとなっているが、戦後の総理で最も人間的魅力を感じさせるのは角栄だろう。
彼のバックボーンにある新潟県民の恨み、羨望を救済しようとしたからこそ、戦後日本社会の安定はあるのではないか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 伝記
感想投稿日 : 2022年10月5日
読了日 : 2022年10月5日
本棚登録日 : 2022年10月5日

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