砂鉄とユースタスのアルハンブラ宮殿での密会がもう、キュンキュンしました。
錆丸もどんどん成長していて。
伊織と再会もできてよかったです。
この巻は比較的穏やかな巻でしたね。
嵐の前の静けさのような、状況を整える巻。
それにしてもこの作者の嬉野さんは本当に上手を通り越してすごいです。
キャラが一人ひとり個性が際立っていて、一人一人が本当に現実に生きて動き回っているかのよう。
しかし、ただのキャラ小説に留まるわけではなく、戦闘や言語学、民俗学、医学、歴史や社会学など、幅広い専門知識と、それら知識をプロットに生かすための機知と智慧。
羨望を通り越して、ただただもう金星列車の旋風のような旅に身を任せるばかりです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ファンタジー
- 感想投稿日 : 2014年8月14日
- 読了日 : 2014年8月14日
- 本棚登録日 : 2014年6月16日
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