旅する力: 深夜特急ノート

著者 :
  • 新潮社 (2008年11月1日発売)
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本棚登録 : 826
感想 : 121
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自分も昔、『深夜特急』で旅への夢を膨らませた時期がある。
約3ヶ月、夢見たヨーロッパを一人で放浪した。
帰ってきたら書店にこの本が並んでいた。
すぐに購入した。
しかし書棚の背表紙だけを眺めるだけで数年が経った。
気づけば深夜特急の主人公よりも、ひとつ年上になっていた。

久しぶりに一人旅に出た。
一泊二日、ずいぶん短い一人旅だった。
バックパックにこの本を詰めて。

旅には適齢期がある。
その年齢でしかできない旅がある。
読書も同じである。
深夜特急に影響を受けて長旅に出るには、
時間もお金も限られている。
それでも、今の自分にしか得られないものを、
この本から感じることができたと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセイ
感想投稿日 : 2013年5月14日
読了日 : 2013年5月11日
本棚登録日 : 2013年5月14日

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コメント 1件

yuzlogさんのコメント
2013/05/23

>のぞみさん
本当に旅とは、そのときその場所で、その自分にしか巡り会えないものですね。
だからこそ、普通の日々を旅するように生きたい、そう思います。

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