働くことに焦点を当てたキャリアデザインの本。
人生においての働くことの位置づけのようなことは書かれておらず、働く上でのキャリアデザインを如何にうまく行うかが書かれている。
個人的には、働くことは人生の中で多くの時間を費やすので非常に重要なものだけれども、仕事以外にやりたいと思うことも多くあるので、仕事は人生の一部分という考え方であるが、仕事に対するそういった捉え方は本書では感じられなかった。
また、大企業に定年まで勤めるというような働き方を前提としてキャリアをデザインしていく方法が書かれているので、中小企業と言った社員数が少ない環境で複数の業務をやらざるを得ないといった場合や、派遣社員で仕事内容が数年単位で変わるといったような場合は、本書の内容はほぼ役に立たない。
非正規雇用やキャリアの途中で転職することが多くなった現在において、もう少し多様な働き方に対応したキャリアデザインが書かれていると良かったと思う。
かなり低い年齢からキャリアを意識することが大事で、具体的にどの年齢の時にどういったことをすればよいかが書かれており、働き始めて間もない人か中高生が読むと良い内容である。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
考え方・生き方
- 感想投稿日 : 2018年1月1日
- 読了日 : 2018年1月1日
- 本棚登録日 : 2017年12月9日
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