面白かった。実兄に苦労させられた作詞家なかにし礼の私小説。「兄さん、死んでくれてありがとう」とインパクトのある言葉が何度も出てくる。読んでいくうちにそう思ってしまうのも当然だと思えるような所業。兄弟の縁をなかなか切れなかったのは大切な母を悲しませたくなかったからという著者。血の繋がりは心強くもあり、厄介でもあり、ということか。芸能人は家族関係でトラブルを抱えることが多い。お金で人って狂うよね。
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- 感想投稿日 : 2022年8月27日
- 読了日 : 2022年8月27日
- 本棚登録日 : 2022年8月27日
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