戦争論 ─まんがで読破─

  • イースト・プレス (2011年9月1日発売)
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感想 : 18
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 11円セールにて購入( ´ ▽ ` )ノ

 ナポレオン戦争に破れた経験から生涯をかけて考察されたクラウゼヴィッツの戦略・戦術研究の総括( ´ ▽ ` )ノ
 戦争とは相手に自分の意志を強要するための暴力行為である(>_<)
 彼の思想はその死後 各国軍部に恣意的に利用され、欧州に次々軍事国家を誕生させるきっかけとなった(>_<)
 本書が真に理解されるようになったのは(ベトナム戦争敗戦の反省から米軍で研究が進み、「孫子の兵法」などと並んで軍書古典が再評価されるようになった)70年代以降(クラウゼヴィッツ・ルネサンス)( ´ ▽ ` )ノ
 ガンダムとか銀英伝とか架空戦記のネタ本にもなってるんだろうね、たぶん( ´ ▽ ` )ノ

 本書は無名作者さんがクラウゼヴィッツ氏の口寄せで読者に語りかける憑依形式で著され(大川○法?)、その論考は第二次世界大戦以降の現代戦にまで及んでいる( ´ ▽ ` )ノ
 終盤はもう無名さんの一人弁論大会で、「戦争論」の内容紹介というより「私の『戦争論』論」的な代物になってる(>_<)
 まともなことは言ってると思うんだけど、これでいいのか?……「私の考えは時代遅れ」なんて勝手にクラウゼヴィッツ氏に語らせちゃってるし……(´ε`;)ウーン…

 まあ、マンガ本としては読みやすいし画力もそこそこだしで、十二分に堪能できた( ´ ▽ ` )ノ
 米水爆マイクとかロシアのツァーリ・ボンバとか、ぜんぜん知らなかったこともたくさん学べた(これまた「戦争論」原著には載ってるはずがないものだけど……)( ´ ▽ ` )ノ
2020/11/29
#1499

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年11月29日
読了日 : 2020年11月29日
本棚登録日 : 2020年9月5日

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