東京タラレバ娘(1) (Kissコミックス)

著者 :
  • 講談社 (2014年9月12日発売)
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本棚登録 : 709
感想 : 51
5

 タダ読み(2巻まで)( ´ ▽ ` )ノ

 脚本家・倫子、ネイリスト・香、居酒屋・小雪。婚期を逃したオバチャン(33*)トリオが、「若い頃にこうしてタラ、ああしれレバ」と後悔&迷走しまくるギャグマンガ( ´ ▽ ` )ノ
 妄想キャラのタラちゃん&レバチャンコンビとか「第4出動」といった小ネタが抜群に面白い( ´ ▽ ` )ノ
(*あえてこの年齢設定で年寄り扱いして読者らの動揺を誘う手口がまた巧妙)

 本作を読んで最も驚いたのは、「東京五輪で日本中がお祭り騒ぎになる(そんなときに一人ぼっちでいたくないから開催までの6〜7年の間に何としても家庭を持っておきたい、というのがタイトルの由来)はず」っていう大前提(゚д゚)!
 結果としてはあんなふうになっちゃったわけだけど、そもそも五輪というものにかける幻想があまりに昭和チック(゚д゚)!
 五輪ってもう、あくまで数多あるスポーツイベントのひとつに過ぎないから、自分が出場するのでもない限り「国民の誇り」だの「一生一度の体験」だの感じた人は、少なくとも若い層ではほとんどいなかったんじゃなかろうか?(´ε`;)ウーン…
(地上波)テレビ業界への異様な憧れ方もまるきり昭和テイストで、まるで80年代のよう。今の若者にはとうてい理解し得まい。地上波なんか既にオワコンじゃん、ってね(>_<)
 ま、演歌ドハマリ等見え見えの「30代でそんなんありえね〜」年寄設定も多いことから、上記どっちとも作者さんの企みと考えるべきなんだろうなあ(作中どのキャラも実際には50〜60代に近い造形だもんな)。

 等々、あえて読者の違和感・反発心を煽って歪んだ作品世界(誰も彼も終始恋愛のことしか考えていない恋愛中毒患者ばかり)に引きずり込む、作者さんの手腕がお見事なまんが。と個人的には感じられた( ´ ▽ ` )ノ
(以下続刊)
2022/02/11
#2803


 

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年2月11日
読了日 : 2022年2月11日
本棚登録日 : 2022年2月3日

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