朝まで飲んだ後の二日酔い状態で鑑賞したが、全編を通して使われているアントニオ・サンチェスのドラム・ソロがとにかく身体に沁み渡る。独特の撮影手法が話題だけどそれによって展開が間延びせず、音楽と合わせてタイトな統一性に自分は興奮させられていた。というか、あの緩急自在で物語性も備えたビート、最高じゃないですか。フィクション/メタフィクションの境界を曖昧にする内容は非常に現代的であり、逆に言えば過去のものとなった瞬間に古臭くなってしまう危うさはあると思う。それにしてもあの音が鳴った瞬間の会場内の動揺といったら。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
洋画
- 感想投稿日 : 2015年4月27日
- 読了日 : 2015年4月27日
- 本棚登録日 : 2015年4月27日
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