著者は、グローバルタスクフォースの皆さんって感じ。
本書は、この通勤大学のシリーズを読んだ後、復習するって時に使用するような
位置付けのものだと個人的には解釈したが、ものは試しで読んでみた。
総評としては、手軽な感じで良いと思う。
これぞ正しく「通勤」って感じ。問題も短く出来ているし、問いの答えもすぐ読める。
つまり、細切れの時間をうまく活用できるようになっているので、乗り換えや10分程度
の移動時間にさっと開いて1つ問題をやるって感じ。
また、マーケや戦略、アカウンティングなどある程度学んできたものには
物足りないものもあるが、その他のヒューマンリソースやおぼろげなファイナンスの
知識を確認するには、とても役に立ったと思う。
特にヒューマンリソースは完全ダメだった(笑)
ちなみに、ファイナンスにおいてどの程度の問題が出るか。例えば、
営業利益、減価償却費、運転資本需要の増加額、投資額がそれぞれ5年分提示される。
また、負債利率、無リスク金利、マーケットプレミアム、β値、株式時価増額、負債総額、
フリーキャッシュフロー成長率、発行済株式総数、遊休土地、金融資産等がそれぞれ提示
される。
以上のデータを用いて、「企業価値の算定」を行え。って感じ。
個人的には、NPV(FCF/(1+Wacc)*)程度ならさくっとイケるんだが・・・・。
まぁ、定価で買おうとは思わないが、中古も出てるしちょっとそこらへんで
無駄遣いするなら、こんな本でも読んで時間つぶししたら良いかもね(笑)
- 感想投稿日 : 2009年7月5日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2009年7月5日
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