歴史を中世・近世/現代・未来の3つに分けた上で、現在の(主にIT関連)パラダイムシフトを踏まえ、歴史の延長線として今後の世界像をとらえようとする試み。
佐々木氏の論考のメインテーマである、個人が複数持つ嗜好や特徴が「レイヤー」という形で社会と繋がっていく点を軸にして未来像が語られる。
個人的には中世の帝国、近世の国民国家の成り立ちについて、その本質が上手く書かれている為、中高生時代に世界史を勉強したが、暗記だけで終わった、よくわからなかった、という人にとって知識を再編集するいい機会になるのでは、と感じた。
佐々木氏も言及していたが、今までの氏の著作と比べると平易に書かれている為、中高生にとっても読み易いと思う。
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- 感想投稿日 : 2013年7月28日
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- 本棚登録日 : 2013年7月28日
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