週刊東洋経済 2017年6/10号 [雑誌](医学部&医者 バブル人気の実情)

  • 東洋経済新報社 (2017年6月5日発売)
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今号の特集記事は以下の2つ。

* 医学部のバブル人気と、医療分野のこれからについて
* ジャパンディスプレイの苦境について


まず医学部と医者の特集について、要点をまとめると以下の通り。

* 医学部の人気は近年ますます高まっている。高収入がその理由
* だが少子化やAI導入などにより、今後は医師のニーズが減ってくる。
* よって将来、需要が供給を上回るだろう。それでも医学部を志望して平気か?

なるほど、面白い分析である。
だが受験を控えた子供を持つ親なら色々と思うところもあるのだろうが、自分はそうではないので、面白い以上の感想は持てなかった。

ただ、『これからは「成績が良いからとりあえず医学部」という生き方は通じない』という部分は興味深い。

今までは、医師になれればそれだけで高い収入を得られたかもしれない。
だがこれからは、自分のなりたい医師像を思い描き、しっかりとその分野を伸ばしていかなければ通じなくなる。
つまり「ただの医者」では駄目、ということである。

医者を目指すのも大変だと思う。
だが本来あんなに困難な道に進むのは、強い意志を持つ人だと思うので、ぜひとも頑張って欲しい。

またそれ以外では、医師から開業や起業した人の紹介があるが、これが面白い。
まだ若い人もいるのに、やりたいことをやろうと新しい分野に飛び出している。素晴らしい。
やはりこういう人には、目指していることの明確なビジョンと、それを貫き通す意思があるものだと感心した。


もう一つの特集のジャパンディスプレイの苦境については、あまり思うところがない。
遠い分野の話だからか、特に感想もなく、読み流してしまった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 雑誌
感想投稿日 : 2017年6月11日
読了日 : 2017年6月11日
本棚登録日 : 2017年6月11日

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