恋人と別れ、会社を辞め、さらにコンビニ強盗にも失敗した主人公、伊藤。
目を覚ますと見知らぬ島に辿り着いていた…
初めての伊坂幸太郎さんの作品を手にしました。
言葉を喋り未来が分かる案山子、真逆の言葉を発する画家、人を殺して許される男・・・。
ある日、案山子が殺される(壊される)ところから物語が進んでいきます。
島での話、本土での話、過去の話と視点が変わりながら進んでいきますが、とても読みやすかったです。
何故、案山子が殺されてしまったのか、犯人は誰なのか、伊藤は何のために島に来たのか。
終盤にかけて、だんだんと霧が晴れていくようなそんな爽やかな空気と、
独特な世界感。という言葉だけでは言い表せませんが、不思議な世界感を楽しめました。
ファンタジーでもあり、ミステリー要素もあるのでいろいろ想像、考察しながら読むのが楽しい作品です。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年1月16日
- 読了日 : 2023年1月13日
- 本棚登録日 : 2023年1月5日
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