とにかくちゃんと終わってよかった!
Ⅰ~Ⅲはうずうずイライラしながら読んだけど、Ⅳは面白かった。
やっとベラが吸血鬼になって、どこかありきたりだった展開にオリジナリティが出てきたと思う。シールドは分かるにしても、なぜベラだけ新生者の力を抑制できるのかとか、いまいち納得できない部分はあるが、大目にみれる最終巻だった。
吸血鬼になってからは「21917.5秒後」や「64分の1秒考えた」などの表現が増え、人間と吸血鬼では時間の流れの感覚がだいぶ変わるようだった。エドワードらが瞬時に移動するのはこのためかと理解できた。
途中たくさんの吸血鬼が出てきて、登場シーンとその後の活躍ぶりを何度も読み返して確認しながら読み進めることになった。
登場人物一覧があると分かりやすいと思う。どのキャラクターも個性あふれていてバックグラウンドが気になるが、特にルーマニア人が面白かった。
ジェイコブがベラに「あのドラキュラ1号とドラキュラ2号は激ヤバだろ」と言ったシーンでは笑ってしまった。
レネズミという名前自体変だが、ネッシーという愛称はあまり可愛くなくどうかと思ってしまう。が、半人半吸血鬼の話はとても興味がわき、是非続編で描いてほしい。
後半ででてきたナウエルの生い立ちも面白かった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
海外ファンタジー
- 感想投稿日 : 2011年5月9日
- 読了日 : 2011年6月12日
- 本棚登録日 : 2011年5月9日
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