SuperFreakonomics: Global Cooling, Patriotic Prostitutes, and Why Suicide Bombers Should Buy Life Insurance
- William Morrow (2009年10月20日発売)
本棚登録 : 9人
感想 : 1件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・洋書 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9780060889579
感想・レビュー・書評
-
(レビット/ダブナー「超ヤバい経済学」)
★★★☆☆
訳書のタイトルは超ヤバい経済学、Freakonomics(邦題:ヤバい経済学)の続編です。
経済学とは関係のなさそうな社会の様々な話題を経済学の理論を使って解き明かすのは前作と同じ。経済理論を用いることで、いっけん奇妙にみえる行動が実は合理的だったり、みんなが良かれと思ってした行動がかえって悪い結果をもたらしたり、と意外な事実が見えてきます。
前作はどちらかといえば日常のちょっとした話題を分析するという感じで、分析の仕方も経済学というよりむしろ統計的手法の駆使という感じでした。経済学的な話もなくはないですが、インセンティブについてちょっとした説明がついているだけ。
今作は、より社会的なテーマが選ばれて、経済学的な考察も深められています。前作が、経済学の理論はこんなこともできるんだよ、という導入だとしたら、今作は、もっと深く社会の現象を解き明かしていこうという感じにレベルアップしているように思う。ようやく、タイトルの通りに”経済学”の領域にまでやってきたという印象。ただ、そのかわりなのか、前作のような突拍子もない勢いのよさ、というのは若干減ってしまっています。両立は難しいのかもしれないけれどそこはちょっと残念。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示