Hush Money (Spenser)

  • G.P. Putnam's Sons
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・洋書 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780425174012

感想・レビュー・書評

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  • スペンサーシリーズ26作目。

    珍しくホークがスペンサーに仕事を頼んできた。若いホークを拾い、育ててくれたボクシングジムのトレーナー、ネヴィンスの息子が大学教授としての終身教授の地位を得られなかった。無実の汚名を着せられたためだ。なぜそうなったのか調べて欲しいという。一方、スーザンもスペンサーに友人の女性KCがストーカー被害に合っているので助けて欲しい、と頼む。

    二つの事件とも、捜査はなかなか進まない。KCはスペンサーと関係を持ちたがるばかりだし、ネヴィンスの大学では彼の終身雇用を拒否した教授会の面々も何も答えてくれなかった。しかしスペンサーはじっくりとあきらめず、粘り強く探り続ける。

    なかなか事実関係が見えてこない前半だが、ホークの若い頃の話が聞けたり、KCに誘惑されて困るスペンサーなど、そういうエピソードが色々入ってうまく読ませる。後半に入って一気に両方の事件の全貌がどんどんと明らかになっていき、最後はどちらもきっちりとけじめがつくのも爽快といえば爽快である。

    エンターテイメントとして実によく書けているプロットだった。今回は二つの事件を同時に捜査し、しかもこの二つの事件がちょっとしたところでつながっていたりする(本質的には関わりはないのだが)工夫も面白かった。

    このまま自作のHugger Muggerへ進む。

  • Amazonでおススメされていたので。洋書で小説を読むのは始めてだったが、会話が多いので読み易い方なんだろう、多分。解らない語彙も流れと想像で何とかなる部分もある。とは言え、小説の面白さを理解するには、力不足。

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