Bellwether: A Novel

著者 : ConnieWillis

• Spectra (1997年6月2日発売)

感想・レビュー・書評

[ざぼんさんの感想 · 2012年9月19日]

コニー・ウィリスの数少ない未訳本。表題は「群れの先導をする羊」っていう意味らしい。流行を研究テーマにする社会学者が、同僚でカオス理論の研究者が恋に落ちるストーリーなのだが、それはオマケみたいなもの。困難な状況（なんとも強烈なスタッフと職場の理解不能な管理体制等）の中で努力する研究者の姿にとにかく笑ったり感心したり。流行・カオス・羊の組み合わせが絶妙に興味深い。

同じ作者の『航路』は非常に読み応えがあったのだが、読後感が重いので、疲れているときなどは気軽に読めるこちらがおススメ。短いし（比較的）。

[DOOMSDAY BOOKさんの感想 · 2010年2月25日]

アメリカ旅行中に買って読み終わった本。は～これは邦訳出ないかもね。出してくれるとうれしいが少々切れ味が落ちるかも。流行がどこから来るのかを研究してる主人公がとんがりまくって無礼で使えないアシスタントに悩まされつつ、偶然知り合ったカオス理論の研究者と共同研究に入っちゃうお話。助成金が欲しい！！手に入るのか？！