- Amazon.co.jp ・洋書 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9780749719098
感想・レビュー・書評
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小学生の頃に日本語で読んだ「おちゃめなふたご」の原典です。高校生になって、英語で再チャレンジしてみました。さほど難しく感じなかったのは、数年前とはいえ日本語で一度読んでいるせいでしょうか。まあ、おそらく日本のものも向こうのものも児童向けなのでしょうが。ひんぱんに使われる単語というのも存在するので、そのあたりだけ辞書を引けばけっこうすらすらと読めます。単語が少しくらいわからなくても、内容はわかります。<BR><BR>
小学生の頃に日本語のほうを読んで、私はすごくふたごとクレア学院の面々にあこがれていました。特に真夜中のパーティのくだりなんて、自分も寄宿学校に入ってパーティしたい!と思ったくらい。まあ、現代日本じゃ無理でしょうけれど。大部屋でもなごやかに過ごせるっていうのは、そういう時代じゃないと無理だと思うし。今の日本じゃ絶対うまくいかないだろうなあと。<BR><BR>
今の私はこの巻(まだまだ続く)のふたごたちよりも年上ですが、かつて味わったどきどきとかわくわくとかは英語でもまったく衰えませんでした。イヴニングドレスが持っていける学校に通いたいとか、一番になりたいとか、大衆に埋没する存在でいたくないとか、注目を浴びたいとか……そういうのはあれくらいの女の子には誰にだってあるでしょう。私だって、今もちょっとある。そういうところに共感できるのが、この物語が広く支持されている理由だと思います。<BR><BR>
物語の細部はだいぶ忘れていたので、イザベルがあわやカンニングというところではすごくどきどきしました。間が悪いっていうか、いつもパットのほうに主導権を握られているどちらかというとおとなしい子だし……。だから私は彼女のほうが好きです。詳細をみるコメント0件をすべて表示