Barefoot Gen 10: Never Give Up (Barefoot Gen, 10)
- Last Gasp of San Francisco (2009年11月1日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・洋書 (354ページ)
- / ISBN・EAN: 9780867196016
感想・レビュー・書評
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この本は、マーク・トゥエインの”ハックルベリー・フィンの冒険”に似たところがあると思った。あの本を読むと当時のことがわかるし、トゥエインも奴隷制度を批判していた。ハックと元は元気のよさで、重なるところがあるし…。
”BAREFOOT GEN”も原爆が落ちた時のことを詳細に描いており、当時の時代背景がわかる。また元も戦争を始めた人たち、天皇、戦争に加担した人たちを批判している。元の嘘を見抜く力が、ハックの奴隷制度の嘘をみぬく力と同じだと思った。
元もハックも作者の分身である。
凄くいい本、読みました!!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
戦争の悲惨さを改めて感じさせる作品。小学生のとき地元の図書館で読んで、その迫力あるタッチが不気味でトラウマになったものです。主義主張はさておいて、今改めて読み返すと、重く悲しいストーリーの悲惨さにはもちろんのこと、無理矢理にでも明るく気丈に振る舞うゲンたちの心情の描写に毎巻泣けます。登場人物のひたむきさにはただただ驚嘆…(泣)。
そして一方で、エンターテイメント作品としても名言が溢れているような気がする…。中沢さんの笑いのセンスが凄まじいです。
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