Dreams from My Father: A Story of Race and Inheritance

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  • Amazon.co.jp ・洋書 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9781400082773

感想・レビュー・書評

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  • アメリカのオバマ大統領が幼少時代から、シカゴでのオーガナイザーでの仕事時代、そしてケニアへの訪問と3章に分けてつづられた一冊。オバマ氏のアイデンティティを探す旅。

    大統領になる人はどんなひとなのか。この本は、「大統領だからこんな人だったんだ」ではなく、一人の普通の人間としてオバマ氏が自分はいったい誰なのかを探し求めていたことが分かる。黒人として。オーガナイザーとして。人種のるつぼだといわれるアメリカだからこそ。そして父は何を求めてやってきたのか。

    すごいことをやり遂げる人は、何か特別だと思いがちだけれど、特別は特別でも超人的特別さではないのだ。ひとつひとつ、その存在に意味を探し出し、けして投げやりにならず、人柄がうかがえる。こういう人なら国を任せてもいいと思えるのだろうか。

  • 友達にもらってからもう随分前に読んだんだけれども…。
    いやはや本当に興味深く読みました。
    こうやって読むと、改めて彼が大統領なのがいまだに信じられない感じ。
    こんなにsensitiveな人が大統領になって、
    そう考えればアメリカも捨てたもんじゃないような気がする。

    なかなか興味深い環境で育った人で、
    だからこそきっと彼は広い視野で物事が見えるんだろうし、
    だかこそ夢も大きいのかもしれない。

    幼い頃からずっと感じてきた疎外感。
    『自分』というものを見つけられずに、彷徨い続けた彼。

    彼が出会ってきた人々。
    彼が経験してきたこと。
    彼が考えて、悩んできたこと。
    それらすべてが今の彼を創り上げているのかと思うと、
    なんとも面白くて、どうしても彼に期待をせずにはいられない。

    言葉の端々になんだか彼の人柄を感じられて、
    読み物としても飽きることなく、
    むしろ引き込まれて読んでしまった。
    普段のスピーチからも思ったけれど、
    彼は物語を語るのがとてもうまい人で、
    人の心に響くなにかをもってるんだよなぁ。

    もっと読んでみたい、と思わせる本でした。


    一度読むときっといい。

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