仏語を勉強しているくせに、この有名な本を今まで一度も読んだことがありませんでした。日本語でも。どうせだったら原文で読んでやろう、と思い読みました。この本は子供向けなんでしょうか?大人が読んでも、考えさせられることが多い本ですよね。今さながら感はありますが。
以下、とても有名な箇所だと思いますが引用しておきます。
「大切なものは目に見えない。心で見ないとね」
─ Adieu, dit le renard. Voici mon secret. Il est très simple: on ne voit bien qu'avec le cœur. L'essentiel est invisible pour les yeux.
「 それじゃ、さようなら 」 とキツネが答えました。「 これから、ぼくの知っている秘密を教えてあげるよ。とても簡単なことさ。心で見なければ、よく見えてこない。大切なものは目には見えないんだ 」
─ L'essentiel est invisible pour les yeux, répéta le petit prince, afin de se souvenir.
「 大切なものは目には見えない 」 と王子さまは何度も口に出して、しっかり覚えようとしました。
─ C'est le temps que tu as perdu pour ta rose qui fait ta rose si importante.
「 君が君のバラのために失った時間こそが、君のバラをかけがいのないものにしているんだよ 」
─ C'est le temps que j'ai perdu pour ma rose ... fit le petit prince, afin de se souvenir.
「 ぼくがバラのために失った時間こそが ... 」 と王子さまは何度も言って、しっかり覚えようとしました。
─ Les hommes ont oublié cette vérité, dit le renard. Mais tu ne dois pas l'oublier. Tu deviens responsable pour toujours de ce que tu as apprivoisé. Tu es responsable de ta rose ...
「 人間たちはそういう真実を忘れてしまっているんだ 」 とキツネは言いました。「 でも、君はそれを忘れちゃいけないよ。君が自分でなじみになったものに対して、君はずっと責任があるんだからね。君は君のバラに対して責任があるんだよ ... 」
─ Je suis responsable de ma rose ... répéta le petit prince, afin de se souvenir.
「 ぼくはぼくのバラに対して責任がある ... 」 と王子さまは何度も言って、しっかり覚えようとしました。