アンパンマンの遺書

  • 岩波書店
3.74
  • (11)
  • (17)
  • (20)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 118
感想 : 18
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000000642

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 子供の好きなアンパンマン。
    その作者について私は本当に無知だったので
    この本を読んで何度驚いたことか。
    てのひらを太陽に。この歌の作詞はやなせたかしであった。
    手塚治虫の映画「千夜一夜物語」のキャラクターデザインを手がけた人。それはやなせたかしであった。
    三越の包装にレタリングされている文字。あれを書いたのはやなせたかしであった。

    みんな知ってた?

  • まず感想。<br>
    すごく面白かった!読めて良かった。
    <br><br><br>

    今までやなせたかしさんといえばアンパンマンと「手のひらを太陽に」くらいの知識しかなかったけど、すごくいろいろな活動をされていたことがわかりました。
    <br><br>
    (思わず〜さんをつけてしまうよ!)
    <br><br>
    『アンパンマンの遺書』はやなせたかしさんの遺書でそういう趣旨の内容なのですが、ちっとも退屈しなかった。むしろこれだけでファンになりそう!(←単純)
    <br><br><br>

    キティとかの今のサンリオが昔は「山梨シルクセンター」って会社だったこととか(山梨を音読みしたらしいよ)知らなかったこともいっぱい知ることができて良かった。
    兵役のこととかね。

    <br><br><br>
    やなせさんの奥さんが亡くなるあたりは泣きそうになった。。そのころやなせさんは「なんのためにうまれて なにをして生きるのか わからないまま終わる そんなのはイヤだ」という有名なフレーズに励まされていたみたいです。
    <br><br><br>

    アンパンマンって自分から顔を与えたくせにその子の前で「顔が欠けて力がでない…」とか言うから恩着せがましいんじゃ!!と思ってましたが、作者が語るアンパンマンは格好付けてないのに格好良くて。


    <br><br><br>
    最近のオススメ本になりそうだ(笑)

著者プロフィール

1919年生まれ、高知県出身。百貨店宣伝部にグラフィックデザイナーとして勤務の後、漫画家・絵本作家として活動を始める。絵本の作品に『やさしいライオン』『チリンのすず』『あんぱんまん』(フレーベル館)など多数。2013年永眠。

「2022年 『アンパンマンかみしばい③』 で使われていた紹介文から引用しています。」

やなせたかしの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×