環境経済学

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000003261

作品紹介・あらすじ

環境問題は現代社会の存続を脅かし、人類はいま地球環境の保全ができるかどうかを深刻に問わている。経済発展にともなう「環境の変化」、公害やアメニティ(良好な居住環境)破壊などの「環境問題」、公害を防止しアメニティを創出する「環境政策」の3局面を体系的に論究する。環境破壊の原因・結果・対策という理論的総合を企図した書下しの労作。

感想・レビュー・書評

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  • 20年以上前の卒論のネタ

  • ドイツの環境学者イエニッケ「国家の失敗」
    政治的国家の失敗は、社会的な要求に合致した公共財を供給を予防の段階で投入できず、事前の介入ができないことにある。
    経済的な国家の失敗は、公共財の価格があまりにも高くなりすぎてしまう非経済性にある。
    機能的な国家の失敗は、生産物の有用性があまり高くもないものを供給してしまうことであって、国家活動の有用性が問題になるとしている。
    社会主義の公害問題は政府の欠陥の典型といえるが、それは体制上の問題だけではなく、環境政策の理念に問題があった。マルクス主義のソ連では、資本主義のような環境問題は起こらないと信じていたという。

  • 南23

  • 4年のときのゼミ教科書。「内発的発展」の単語に震えた。二年後、仕事の関係で宮本先生を呼ぶ機会があり、上司に願い出て接待食事に同席させていただいた。いい思い出である。

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著者プロフィール

元滋賀大学学長

「2018年 『翁長知事の遺志を継ぐ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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