「強さ」の時代に抗して

著者 :
  • 岩波書店
3.50
  • (0)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 6
感想 : 0
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000013987

作品紹介・あらすじ

一人の信仰者として、右傾化する時代に警鐘を鳴らす。「弱いときにこそ強い」。聖書の言葉に拠りつつ、社会思想としてのキリスト教を生きる。六〇年代末の大学闘争、韓国の民主化闘争など自ら深く関与した運動の記録と状況への発言、フェミニスト神学への真摯な応答の努力…時代と一貫して批判的に向き合いながら、多くの思想が陥った硬直から遠く、リアルでしなやかな眼差しを失わなかった思想による、もう一つの戦後史。

著者プロフィール

あらい・ささぐ氏は、1930年生まれ。東京大学教養学部、同大学院西洋古典学専攻を経てドイツ・エアランゲン大学で神学博士を取得。原始キリスト教史・グノーシス研究に開拓的な業績がある。現在、東京大学および恵泉女学園大学名誉教授、日本学士院会員。著書『荒井献著作集』(全10巻+別巻、岩波書店)、『使徒行伝』上中下(新教出版社、現代新約注解全書)ほか多数。

「2018年 『キリスト教の再定義のために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

荒井献の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×