情報管理論

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 16
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000026758

作品紹介・あらすじ

学術情報の生産・流通・蓄積を、書斎から図書館・博物館のレヴェルにいたるまで具体的に提案する、今日のテクノロジーの中で考察された創造のための情報管理論。

感想・レビュー・書評

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  • まず、認識が違ったのは、「情報を管理する方法を説明したハウツーもの」ではなかったということ。
    どうすれば情報管理をうまくやれるか、みたいなことはあまり書いてない。
    そういうのはおそらく「知的生産の技術」に書いてある。
    とはいえデータベース設計の基礎となる「何をもって1レコードとするか?何に対してインデクシングするか?」をちゃんと考えることの重要性を改めて認識。(普段考えなさすぎ)

    1990年発行の本だけれども、読み取るに、(当時はまだない)Google的な性格を図書館に求める、「図書館(+博物館)はGoogleであるべき(博情報館)」的主張。

    これ言われたら司書の人たいへんだわ、と思いながら読み進めると、終わりのほうで今のネットの世界でいうところの「エゴサ」の重要さについても言及されていてやばい。
    この人ほんとうにやばい。

  • 図書館と図書資料に関する参考になることが書かれている。
    著者の略歴がみあたらないが、著作集がでるほどの人らしい。
    名前は聞いたことがある気がする。
    内容は、そうですね。と納得できることが書かれている。

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著者プロフィール

1920年、京都府生まれ。民族学、比較文明学。理学博士。京都大学人文科学研究所教授を経て、国立民族学博物館の初代館長に。文化勲章受章。『文明の生態史観』『情報の文明学』『知的生産の技術』など著書多数。

「2023年 『ゴビ砂漠探検記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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