フライデーあるいは太平洋の冥界

  • 岩波書店
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000028646

感想・レビュー・書評

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  • 太平洋の孤島に漂着したロビンソン・クルーソーの孤島での生活と奮闘、それを安定させた後の思索を描いている物語。

    帯には「反転させた」って書いてあってでもロビンソン・クルーソーだしな、と思いながらどっちの結末だろうと読み進めていたら、ラスト30ページぐらいでとんでもなくドラマチックな展開が!

    3回ほどうそだろ・・と思った。すごい興奮した。

    文化と権利を知らず求めていたフライデー、いつのまにか文化にはびこる欺瞞を嫌悪していたロビンソン。

    とっても面白かったです。

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著者プロフィール

現代フランスを代表する作家。1924年パリに生まれる。ゲルマン神話とドイツの哲学・音楽に傾倒する。『魔王』『気象』『黄金のしずく』等著書多数。この作品はドゥルーズが非常に高く評価している。

「2010年 『フライデーあるいは太平洋の冥界/黄金探索者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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