昭和史と天皇 (岩波セミナーブックス 36)

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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000042062

作品紹介・あらすじ

20世紀史でもある昭和時代は、私たちにとってどんな意味をもっているのだろうか。同時代を生きてきた著者が、時代をつらぬく主題を戦争と平和、生活革命、天皇と民衆の3つに定め、昭和史をいかにとらえるべきかその視点を示す。特に世界史とのかかわり、および天皇の責任論を詳説する。昭和史を考えるための必読書。

感想・レビュー・書評

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  • 昭和天皇の責任についての著者の意見はとても私のものに近い。究極的には三種の神器と国体というなんだかよく分からないものを守ろうという意思が終戦を決意させたという非合理性は読む度に虚しい。しかしながら世界はそんな非合理性の上に成り立っていて、かつそれは簡単に崩れたりしないのは人間は合理的でなんかないからだ。

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著者プロフィール

1925年千葉県旧佐原町(現・香取市)生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。東京経済大学名誉教授。歴史家。民衆史・自分史の提唱者。

「2021年 『平成時代史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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