むらの自然をいかす (自然環境とのつきあい方 6)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (140ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000066068

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  • 農村の自然がさまざまな環境が組み合わさってできているとの視点から、これまで住んでいた生き物が、なぜたくさん棲み、いまは棲まなくなったのかを明らかにしようとする(Ⅵp)。
     屋敷林、田や畑、ため池、二次林などの面積や配置に一定の規則性があって、伝統的な平地農村にきわめて近いものという(55p)。微妙にして妙をリズム、スパーン、バイオリズムが多くの種の保存を支えてきたということ、か。

     

  • 農村環境の生物多様性は環境の多様性によって生じた
    河原の生物のためには洪水による撹乱が必要→人間が洪水の肩代わり
    後背湿地の環境多様性=洪水の頻度の違い=水田への変更:人間の働きかけの違いによる環境多様性
    江戸時代は生態学的な環境保全思想が発展

    自然の撹乱→人間が住むためにはそれを抑えた→撹乱がなくなる→環境多様性がなくなる→人間が「わざと撹乱する」ことで環境多様性を守る

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