中原中也詩集 (ワイド版岩波文庫 55)

著者 :
制作 : 大岡 昇平 
  • 岩波書店
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (509ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000070553

感想・レビュー・書評

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  • 中原を理解することは私を理解することだ、と編者はいう。こうして飽くなき詩人への追求が三十余年にわたって続く。ここにその成果を総決算すべく、中や自選の『山羊の歌』『在りし日の歌』の全編と、未刊詩篇から六十余篇を選んで一書を編集した。読者はさまざまな詩に出会い、その底にある生の悲しみに心うたれるに違いない。


    ナナさんからのプレゼント。すてき!
    詩は朝読むのがいい。中原中也は意外と夏。あとすごく寒いとき。
    積読です。

    「サーカス」「心象」「汚れつちまつた悲しみに・・・・・・」「冷たい夜」「春日狂想」「別離」「僕が知る」「夏の夜の博覧会はかなしからずや」「梅雨と弟」「夏」

  • 探していた詩が載っていたので。
    教科書で『サーカス』という詩に触れたものの、
    意味はまったく分からなかったし、
    解釈も理解できなかった。
    詩は、国語の問題として解くならば
    一番苦手な部類だった。

    が。あるとき、中原氏の詩の一説が
    ある本に引用されていて、
    なんとなく気になり。
    それからずっと探していて。
    ようやく全文が分かって嬉しかったり。


    ISBN4-00-310971-6
    風の吹く

  • 「山羊の歌」と「在りし日の歌」の全篇、後書き。初期時代の短歌と「温泉集」編者が選んだ未刊詩篇が収録。たっぷりつまってるのが嬉しいー。

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著者プロフィール

山口県生まれ。東京外語専修科修了。若くして詩才を顕わし、15歳で友人との共同歌集『末黒野』を出す。1925(大正14)年上京、小林秀雄、永井龍男、河上徹太郎、大岡昇平らと交遊し、1934(昭和9)年に第一詩集『山羊の歌』を自費出版する。1933年の結婚後、長男文也を2歳で失ってから心身が衰弱し、1937年、鎌倉で急逝。小林秀雄に託されていた詩稿が、翌年に『在りし日の歌』として出版された。

「2024年 『女声合唱とピアノのための 盲目の秋』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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