現代工学の基礎 4/4

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784000109840

作品紹介・あらすじ

社会・技術相関-『社会技術相関』と題した分冊は、本シリーズの他の分冊とは大分趣を異にしている。すなわち、他の多くの分冊が技術に直結した知識体系を扱っているのに対して、本分冊は技術と人間社会や産業社会の関係に的を絞っているのである。その題名「社会技術相関」は、技術と人間社会や産業社会の関係という意味で用いている。計算電磁気学-計算電磁気学とは聞きなれない言葉と思う読者もいるかもしれない。電子計算機を利用して電磁気学を研究する比較的新しい学問体系のことである。純粋理論的なアプローチ、物理実験的なアプローチに対比して電子計算機を利用する数値解析的アプローチを、他の物理・工学分野と同様に、このようによぶようになったのは比較的最近のことである。

感想・レビュー・書評

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  • 「計算電磁気学」と「社会・技術相関」の2分冊。

    「計算電磁気学」はザ・電磁気学の本。"計算"と頭に付いているのは、コンピュータを利用して計算するのが想定されているからとのことだが、本の中身は行列の式がたくさん出てきて、コンピュータによる解説はほとんど無い。個人的には専門外ということもあり、なかなか読むのは難しい。

    「社会・技術相関」はこのシリーズでは特殊な立ち位置にあり、倫理だったり社会的側面から語られる本。ただ哲学の教科書のような語り口で、非常に取っ組み難く、分かりづらい印象。後半は具体的な企業や製品などが出てくるので、まだイメージしやすくなるが、それでも全体のテーマが見えにくく、本のタイトルが表す通り、抽象的と感じた。

  • 社会技術相関は、LSIの成功例が描かれている。
     いま技術者に倫理が問われるところも重要だ。

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