- Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000222693
作品紹介・あらすじ
「モモからは時間が盗めない」ことと、モモの「話に耳を傾ける能力」とは、なにか関係があるのか?『はてしない物語』の「汝の欲することをなせ」は、なにを言おうとしているのか?モモは時間の国への途上で巨大な卵の記念碑に出会うが、この巨大卵とは何なのか?エンデの創作の源を、その人生と近代という時代に探り、友人でもあった著者が、作品および関連の著作、知人へのインタビュー、そしてエンデが遺した言葉とともに、多角的、魅力的に描きだす。言葉の宇宙のなか、希望のみなもとをさがしての思索の旅。
感想・レビュー・書評
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時間泥棒と盗まれた時間の物語は、若い頃読んで少女のモモのピュアな感性に心動かされたので、分かりやすかったが、他の作品を読んでないので、ちょっと難しかった。
ただエンデが多感な頃に2つの戦争を体験したことが、作品に影響していることは理解できた。驚いたのは、夫人が日本人ということ。
他の作品も読んでみよう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
フォトリーディング&高速リーディング。エンデファン向き。私には知らないタレントについての本の様だった。
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卒論!
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ある程度以上の知識がバックボーンとしてあることを前提に書かれていたので、難解な部分も。でも全体的には興味深かった。『モモ』と『はてしない物語』と、軸がしゃんとしていたので。両作品とも何度でも読み返したくなる秀作だ。
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「モモ」はなぜ 人の言葉に耳を傾けたのか 時間泥棒はなぜ灰色か そんなことをよく考えていたのだが 彼の戦争体験から
得ているのではないかと そんなことを感じた。内容的にはちょっとわかりにくい感もあるが 「モモ」をもう一回読んでみよう。言葉に耳を傾けることの大切さをもう一回読んでみよう そして 灰色にならざるをえなかった 時間泥棒達の存在を もう一回感じてみよう -
分類=エンデ。04年12月。(参考)ミヒャエル・エンデ館→http://www.fsinet.or.jp/~necoco/ende.htm