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- Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000223904
作品紹介・あらすじ
十九世紀半ばの中国人の移民以降、アメリカ社会において、特定の歴史状況の下で、アジア人はどのように表象されてきたのか。白人の職場や家庭から排除された「異教徒」「黄禍」「グーク」として、あるいは男でも女でもない「第三の性」として、民主社会の参加には不適格な「不服従の市民」「永住外国人」として、アジア人の身体表象に劣等の人種化が刻印され、モデルマイノリティとしてステレオタイプ化されていく過程を、当時の俗謡・漫画・通俗文学・映画などからたどる。
感想・レビュー・書評
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エドワード・サイードの「オリエンタリズム」の影響を受けて書かれた研究書。この本は、アメリカ合衆国において「オリエンタルズ=東洋人」として漠然とくくられ続ける人々がどう(権力側にとって都合良く)扱われてきたかを歴史的に探っている。
大衆文化に着目し、映画などを研究に取り入れている点が、若い読者にも入りやすい印象を受けるが、一般的に読んで面白い本ではないだろう。アメリカの歴史・文化に関して、予備知識が必要だろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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