境界線の政治学

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000225359

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  • とても面白い。この本は「政治学」と銘打っているが、その射程は決して「政治学」に留まるものではなく、「境界線の哲学」と言っても良いかもしれない(わからん)

  • この本の存在は趣味でやっている大学受験現代文問題集で出てきて知り、面白そうだったから大学図書館で借りた。
    「境界」に関する学問的言説についてはかなり興味があり、この本からも自分の関心にピッタリの部分があったりしたが、理解できない所もあった。
    「かれら/われら」に関する話が当然出てくるので、既に読んだシュミットの「政治的なものの概念」が取り上げられていたり。
    境界線を引くという行為は、
    ・内部と外部の境界線を恣意的に決定する行為
    ・国家に帰属する人々に必要とされてきた行為
    ・主権国家において最も典型的に表れた行為
    ・外部の人々を保護の対象から外す排他的な行為
    なのだろう。
    生きている限り、何かを選ぶことによって他のものを排除するという行為を避けられない以上、われわれは自らが排除しているものに対して、つねに自覚的であらなえればならないのだろう。

  • ゼミ合宿の課題書。

    政治学科が法学部に属している理由が初めて分かった。

  • ゼミ合宿の課題書。

    政治学科が法学部に属している理由が初めて分かった。

  • 境界線を認識する

著者プロフィール

1957年生まれ。名古屋大学理学部物理学科卒。素粒子物理学専攻。東京工業大学像情報工学研究施設に研究員として2年間在籍。コンピュータ・ヴィジョンの研究に従事。科学哲学、人工知能、美学に関する評論活動。著書『メカノ──美学の機械、科学の機械』『ノード──反電子主義の美学』(いずれも青弓社)。

「年 『メカノ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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