心の営みとしての病むこと――イメージの心理臨床

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000229135

作品紹介・あらすじ

人の生にとって「心を病む」ことにはどんな意味があるのだろうか。心理療法の一分野であるイメージ療法の研究・実践を積み重ねる著者が、自ら考案した「壷イメージ法」をはじめ様々な流派や技法、治療以外の場面への応用例などを解説し、イメージのもつ癒しの機能を解き明かす。心とからだの関わりをめぐる示唆に富む考察。

感想・レビュー・書評

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  • 壺をイメージしての療法というのが面白かった。その壺も大小の大きさもさまざま、壺を開けずにしまっておいたりカウンセラーに預けるというのも興味をひいた。あまり深く読み込めておらず、まだ、よくつかめていない。

  • イメージは人の心を癒す。
    過去を体験しなおす。
    リラックスしたイメージ。
    心のリフレッシュ。
    体の声を聞く。
    観察イメージと体験イメージ。

  • 著者曰く「全ての心理療法はイメージ療法である」だそうである。
    考えれば無意識を扱わないつもりの認知行動療法でも「あなたの考え方が過度に悲観的なのでしんどいんですよ」と言うのは立派なイメージ療法である。精神分析の自由連想の解釈も、箱庭を作るのも、著者はそこまでは書いていないが、私は江原啓之さんがスピリチュアル・カウンセリングでやってる事も本質はイメージ療法なのだと考えるようになった。

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著者プロフィール

1951年生まれ。九州大学大学院教育学研究科(心理学専攻)博士課程修了。九州大学名誉教授。臨床心理士。著書・共編著書に『イメージ体験の心理学』『現実に介入しつつ心に関わる』『不登校』『児童福祉施設における暴力問題の理解と対応』『心の営みとしての病むこと』『その場で関わる心理臨床』『臨床心理行為』『臨床心理面接技法2』『心理臨床の奥行き』ほか多数。

「2019年 『壺イメージ療法 その生いたちと事例研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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