策略 女性を軍事化する国際政治

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000230155

作品紹介・あらすじ

女性の軍事化とは軍隊や戦争にのみ関わるものではない。それは「女らしさ」の概念そのものに深く根をおろし、女性たちの分断を作りだしている。著者は、女性兵士から男性兵士の妻や母、レイプ犠牲者、基地周辺の風俗関係者まで、かけはなれた状況にある女性たちを「女性の軍事化」という理論的枠組みであざやかに結びつける。女性たちの分断を作りだしている「策略」とはどのようなものか。幅広い事例に立脚し、軍事とジェンダーの深い関係を照射する。

著者プロフィール

シンシア・エンロー/1938年、ニューヨーク生まれ。1967年、カリフォルニア大学バークレー校で博士号を取得。現在、クラーク大学国際開発・コミュニティ・環境学部研究教授。専門は政治学、女性学、ジェンダー研究。日本語に訳されている著書・講演録に『<家父長制>は無敵じゃない』(佐藤文香監訳、岩波書店、2020年)、『策略――女性を軍事化する国際政治』(上野千鶴子監訳、佐藤文香訳、岩波書店、2006年)、『フェミニズムで探る軍事化と国際政治』(秋林こずえ訳、御茶の水書房、2004年)、『戦争の翌朝――ポスト冷戦時代をジェンダーで読む』(池田悦子訳、緑風出版、1999年)。その他の著書に、 Seriously!: Investigating Crashes and Crises as If Women Mattered (University of California Press, 2013)など。

「2020年 『バナナ・ビーチ・軍事基地』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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