- Amazon.co.jp ・本 (475ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000234917
作品紹介・あらすじ
なぜ今あらためて詩を精読するのか。言語表現をこまやかに読みとることの意義を力強く説き、さまざまな英詩を自在に引きながら、目の覚めるような読解の妙をくりひろげる。言葉の響き、語調、リズム、文彩、含意、曖昧さ、ありうべき文脈-テクストに対する細心の注意を傾けた読みの実践こそ、人間社会の文化、歴史、政治の全体と向き合う必須の条件なのだ。大家イーグルトンが並々ならぬ読みの力量を存分に発揮して放つ英詩案内。
感想・レビュー・書評
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☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB05937203
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2014 研究用
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英国での学生向けの講義の本とのことですが、やや難解でした。詩とは何か? 短い言葉、韻律、イメージ(比喩)、リズムなど。しかし、散文でもリズム、韻のあるものはありますが、抽象論ではなく、実際に多くの英文詩を取り上げて英文学の大家が縦横無尽に楽しく解説している本です。しかし、このような本の翻訳はさぞかし難しいのだろうなと思いました。D・H・ロレンス、エリオット、イエイツ、キーツ、テニソンなど、聞き覚えのある詩人の作品を取り上げての解説は実に洒脱でした。またヨハネ福音書の冒頭を始め聖書の引用が多く、また3世紀のオリゲネスの神学が出てきたり、キリスト教の影響が無視できない世界であることを改めて感じ、奥の深さに感銘しました。
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資料ID:W0170590
請求記号:901.1||E 11
配架場所:本館1F電動書架C