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- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000237727
作品紹介・あらすじ
精神病に関する議論を踏まえ、フロイト精神分析理論の根幹をなす「象徴界」「想像界」「現実界」という区分に添って対象を捉えることで、欲望の形成と対象の成立がどのように関わるのかについて考察。エディプス・コンプレックスや去勢コンプレックスなど、語られることが多いにもかかわらず必ずしも十分理解されていないフロイトの概念について平易に解説。中後期ラカン理論において最も重要な鍵概念となる「対象a」という考え方を理解するうえで必須の前提となる議論を展開。上巻では、いかにして主体が成立し、欲望が生ずるのかをめぐって考察する。