超大国アメリカの文化力: 仏文化外交官による全米踏査レポ-ト

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (658ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000238533

作品紹介・あらすじ

アメリカの文化は、単純で低俗、商業主義的で、世界をアメリカ化しようとしているとして、世界中から非難されている。それは本当なのだろうか。本当ならどうやって世界を支配できたのだろうか。著者はアメリカ三五州で七〇〇回に及ぶインタヴューと調査を敢行し、ケネディからブッシュにいたるアメリカ政府の「文化政策」と、フィランソロピー、財団、企業メセナ、大学、コミュニティといった、文化にかかわる組織の機能の解読を試みた。その結果姿を現したのが、大がかりで複雑なアメリカの文化システムである。このシステムは、市場に左右されずに効率的に巨額の資金を集め、マイノリティに配慮した多様な文化を振興している。その理念と巧妙な仕組みは驚くべきものだ。表向きのアメリカ文化の顔とは異なる、これまで知られていなかったその実態を、はじめて実証的に明らかにした意欲作。

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著者プロフィール

1967年、フランスのアヴィニヨン生まれ。作家、ジャーナリスト、社会学者。社会科学高等研究学院を卒業。仏文化省、仏大使館に勤務。著書『超大国アメリカの文化力』、『現地レポート世界のLGBT事情』など。

「2020年 『ソドム バチカン教皇庁最大の秘密』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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