TPPと食料安保――韓米FTAから考える

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000240437

作品紹介・あらすじ

TPPを米国とのFTAと考える農政ジャーナリストの著者は、最近韓米FTAが発効した韓国の動向が、今後の日本の食料安保問題等の参考になるのではという視点から、韓国での取材を行いその実態を報告する。関税撤廃に動揺しながら、農業の新たな可能性を探る一方で、韓国ではISD条項、知的財産権、自由診療制度など懸念される問題も山積みしている。サムスン経済研究所のトップへのインタビューや農業と食品産業を結合する全羅北道での大食品産業基地の試みなど隣国での食料・農業問題への取組みの紹介は、TPPに対応しなければならない日本にとって大いに参考になるのではないか。TPP問題で揺れる日本の現状を憂慮し、その問題解決のための提言をする書き下ろし。

感想・レビュー・書評

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著者プロフィール

東北大学文学部卒業後、昭和34年NHKに入る。昭和49年解説委員室解説委員、平成13年解説員を退職。現在、明治大学農学部客員教授。

「2002年 『問われる食の安全性』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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