テレ東流 ハンデを武器にする極意――〈番外地〉の逆襲

著者 :
  • 岩波書店
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000240550

作品紹介・あらすじ

後発・弱小・低予算・少人数というハンデを負い、"TV番外地"と呼ばれたテレビ東京の名物プロデューサーが極意を語る。

感想・レビュー・書評

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  • テレビ東京の名物プロデューサーによる私的“テレ東”論

    後発、弱小、低予算で「振り向けば番外地」いわれてきたテレビ東京がいかにしてヒット番組をつくりだしてきたか、「ASAYAN」「誰でもピカソ」などを生み出したプロデューサーが語りつくす番外地テレビ騒動記

    巻末に新旧の「伊藤P」による対談を収録
    (旧の伊藤Pは本書の著者、新の伊藤Pは「モヤさま」のP)

    ...という本を岩波書店がつくったところがなんとも“テレ東”的

    ちなみに、伊藤隆行『伊藤Pのモヤモヤ仕事術』、佐久間宣行『できないことはやりません』、濱谷晃一『テレ東的、一点突破の発想術』、高橋弘樹『TVディレクターの演出術』と、テレ東の現役Pが書いた本がつぎつぎと出版されている

    読めば読むほど応援したくなるテレビ局

  • テレビ番外地と言われたテレビ東京の番組作り、情熱と工夫の無限ループでした。「ないものはない、だから出来ないの言い訳にするな」カッコいい!でもでも放送法の中の番外地も、その外側のAbema TVから見ると、テレビ村ってことになっていくような気がします。ホンネ テレビもさることながらその前の亀田に挑戦企画ぐらいからコンテンツにおけるテレ東的役割が放送の外に出ているような気がしています。アサヤンの呪縛とコンプライアンスの呪縛を超えて、さらに伝説を作れるか?就職人気の高い普通のテレビ局になってしまうのか?番外地50年経ったら一等地!

  • ・ハンディキャップは武器。ハンデが個性を生む、ゆえにチャンスが生まれる。小さくて他と同じことができないハンデは、時として逆に武器になった。レジリエンス(=逆境力)は独自の個性とチャンスを生み出すことができた。
    ・ハンデを武器にする極意
    1)カネがないならアタマを使え
    2)ないものはない、だからできないの言い訳にするな
    3)同じレールを走ると、追い越せない
    4)ドアを叩け
    5)断られても、言い草を作って会いに行け
    6)一点突破全面展開
    7)ヒットジャンルは捨てよ、ジャンルを作れ
    8)未だかつてないものをイチから作る。話題を生産せよ
    9)アンチテーゼをぶつける、弁証的発展
    10)アンバランスな方がいい、スキを作れ
    11)現場に身を置け、誰よりも汗をかけ
    12)肩書で付き合うな、固有名詞で
    13)会議は短く、作業にかかれ
    14)スケジュール立てて勝つ
    15)ネットに頼るな五感で勝負
    16)相手を育て、自分も育つ、同時成長型
    17)ベタを尊重せよ
    18)条件は厳しいほうが良い
    19)継承を絶やさない
    20)もうひと手間、無理をする
    21)予測を裏切る、お約束の予想を覆す
    22)AかBか、最初の選択を間違えるな
    23)決断力とは迷う力
    24)撤退の勇気を持つ
    25)顧客の信頼を勝ち取る、信頼を裏切らない
    26)エッジを効かせる
    27)哲学を持つ
    28)問題にはピュアに、責任をとる。

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