- Amazon.co.jp ・本 (170ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000244497
作品紹介・あらすじ
二〇〇八年一二月三一日から翌年一月五日の間に東京・日比谷公園内に開設された「年越し派遣村」。そこには、雇用情勢の悪化で職を追われ住処を失い「生存」を脅かされている多くの人たちが集まった。かつてない注目を集めた「派遣村」。なぜ必要とされたのか。どのように実現されたのか。そして、何を問いかけているのか。運営の当事者から研究者まで、様々な立場から、「派遣村」が投げかけた問いに応答する。
感想・レビュー・書評
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【ソーシャルライブラリーから引っ越し中】
メインで読む本はマクロ経済やビジネスや投資について。でも、たまにはある意味正反対の本も。
派遣切りなどにあって住所も無く困っている人たちを救う制度は、生活保護しか無いというのは新しい知見。生活保護とは別に、もっと就業に近づくような制度があってもいいと思う。
長期的に見て、貧困対策で一番大事なのは人々が雇用につくことのはず。派遣を禁止しても、新卒採用を減らして新卒雇用が減るだけで対策にならないと思う。国ができることは、税制改革や教育の充実で、日本に雇用を生みたくなるような環境をつくることか。そして我々にできるのは、次世代を担う子供たちに、企業が雇用したくなるような人材になるよう教育を施すことだと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最後のふたつの論考読んでないから評価は無し でもまあ読む気にならなかったというのはそういうことかも 内容が悪いというよりは、読みにくい
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図書館で借りた。
派遣村をどう見るか、という感じの内容が多い。開村するまでの流れにも少し触れている。
釜ヶ崎では毎年越冬を行っていることを知り、ショックだった。死者も出ているらしい。
扇町公園の越冬に地方議員がきて、派遣切り労働者主体ではなく野宿労働者主体であることを知りさっさと帰った、という話があり悲しくなってしまう。
葉山嘉樹は住所不定の問題を扱ったものを書いているらしい。「セメント樽の中の手紙」「移動する村落」を読もうと思う。
吉田修一「日曜日たち」も貧困に出会いながらもやり過ごしてしまった日を後悔する人の話のようで読んでみたい。 -
10083
07/29 -
もうそろそろ読もうかなと思っています。
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府立にもあり