- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000246613
作品紹介・あらすじ
わたしたちの社会の矛盾を象徴する貧困問題と自殺問題。血縁や地縁も崩れつつある「無縁社会」のなかで、僧侶たちが新たな縁を結びなおそうと動き出した。一切の例外なく「いのち」を慈しむ仏教の精神は、わたしたちが見失った大切なことを気づかせてくれる。現実を前に戸惑いながらも、人の悲しみや苦しみに寄り添おうとする僧侶たちの姿を各地に追ったルポルタージュ。
感想・レビュー・書評
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戦争の際に仏教が片棒を担いでしまったせいでようやくタブーに関わり始めた仏教 この自己主義が蔓延った世の中は少しくらいお節介な方がら良いのかもしれないと思いました。
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私が幸せでありますように
私の親しい人が幸せでありますように
生きとし生けるものが幸せでありますように
私の悩みや苦しみが亡くなりますように
願い事が叶いますように
覚りの光が現れますように -
表紙のコミカルさとは裏腹、内容は切実です。入れそうで入れぬ世界へ著者自身が飛び込んで、日本仏教が取り組もうとしている新鮮な現場をレポート。各活動の一覧というべき、入り口にしか過ぎぬ紹介ですが、リアルな厳しさを思い知ることが出来ます。ただ要所に出てくる祖師や聖句の引用は鵜呑みにせず、自身で塾孝すべきです。また何かといえば欧米、キリスト教などを先進としての位置づけて結論を探そうとする論法は今まで通り…これだけでは何も変わらないという後味は残りました。
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寄る辺があるって、とても幸せなことだと思う