本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000248594
作品紹介・あらすじ
自民から民主へ、劇的な主役交代が実現し、新政権の様々な政策や方針が注目されている。だが、かつてない転換期にあって、我々は今、日々のめまぐるしい動きを追うだけでなく、構造的な課題にも目を向けるべきであろう。日本の政治の仕組みそのものをどう見直し、どのように変えるべきか。「政治主導」とは、「対等な日米関係」とは何なのか。そして、現代において政党とは、デモクラシーとは-。現実的かつ根本的な問いに、気鋭の政治学者らが答える。
感想・レビュー・書評
-
自民党支配が崩壊したことの大きな原因の一つに人材育成に失敗したことがあげられる。かつての自民党においては当選回数を基準にしたキャリアパスがあり、政治家は勉強し鍛えられた。
これまでの日本政治が官主導の政治であり自民党の長期支配もこの点をいささか変えるものではなかった。
小沢幹事長は自民党において政治的訓練を積み、その幹事長として政権党を差配した経験を持つ、はっきりとした幹部政党的カルチャーの持ち主である。党内の多様な声を尊重し、それを汲みとるという組織運営を心がけるというよりも、権力の維持や確保のための戦略がまずありきで、与党をそうした戦略の手段としてみている。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示