介護と裁判――よりよい施設ケアのために

著者 :
  • 岩波書店
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000258319

作品紹介・あらすじ

高齢社会の本格的な到来で、施設で過ごすお年寄りは多い。しかし、そこでの事故なども報道され、関連した裁判も全国で起きている。同時に、介護現場で働く人たちの労働環境のきびしさも深刻化している。裁判にかかわった本人・家族、施設のヘルパーや運営者、行政担当者らへのインタビューから、介護保険制度や介護労働者などが直面している問題の根源を描き、よりよい高齢社会への道を探る。

感想・レビュー・書評

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  • 思わぬ事故が事業者・本人・家族を不幸にする。
    裁判事例からみた日本の介護保険制度の問題。
    著者の介護経験からまた、現場の取材から福祉サービスの問題を取り上げ、今後の目指すべき福祉の提言されている。

  • 読み終わってから知りましたが、小池百合子さんの「排除いたします」発言を引き出したのが横田一さんだったんですね…(「女帝」に詳しい描写がありました)

    この本は、介護にまつわる裁判事例を取材しまとめられたもの。よくまとめられており、勉強になりました。
    配置基準などあったら、それを満たしているかどうかで判断してしまうよなあ…とは思いつつ、その基準がおかしいときに外部から指摘できるのも裁判の場ぐらいだと思ったり。
    この本から9年、事態が少しでも良くなっていることを願います。

  •  問題の全体像をつかむには有用な入門書です。

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著者プロフィール

フリージャーナリスト

「2017年 『ワクチンで子どもは守れるか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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