一,
ヤハウェが語られる、
「牛はその飼い主を、
ろばはその主人の飼い葉桶を知っている。
だかイスラエルは知らず、
わが民は悟らない」。
禍いだ、罪を犯す国、咎の重い民、
悪を重ねる者どもの子孫、堕落の果ての子ら。
頭は余す所なく病み、
心も残す所なく疲れ果てている。
「わたしは雄羊の全焼の供儀や、
肥えた家畜の脂には飽きた。
犠牲を焼く煙、それはわが忌み嫌うもの、
新月祭と安息日、祝祭の集いなど、
不義と、聖なる集会など、わたしは我慢がならない。
お前たちの手は血にまみれている。
身を洗い、清くなれ。
善を習え。
公正を求め、虐げられた者を助けよ。」
立ち帰る者は正義によって、贖われる。
二,
終りの日々に、ヤハウェの家の山は、
諸々の峰よりもなお高くそびえ、
国々はこぞってそこへと流れて来る。
彼らはその剣を鋤に、
その槍を鎌に打ち変える。
国は国に向かって剣を上げず、
戦いについて二度と学ぶことはしない。
三,
あなたの男たちは剣に、
あなたの勇士たちは戦に、倒れる。
彼女の諸々の門は歎き、悲しみ、
彼女はさびれ果てて地に座す。
二十四,
地はそこに住む者たちのために穢された。
それゆえ呪いは地を食らい、
そこに住む者たちは罰を受ける。
それゆえ地に住む者たちは弱り果て、
わずかの人のみが残される。
総ての喜びは黄昏を迎え、
地の楽しみ事は消え失せた。
二十六,
わが魂は夜あなたを慕い、
わが霊は朝にあなたを求めます。
二十九,
「この民は口先で近づき、唇ではわたしをあがめるが、
その心はわたしから遠ざかっている。」
三十,
「立ち帰りと安息のなかで、お前たちは救われ、
静けさと信頼において、お前たちの力は甦る」
彼は、あなたの叫び声に対し、必ずあなたに恵み、
聞けば、あなたに応えて下さる。
たとい主があなたたちに、苦しみのパンと悩みの水とを賜わっても、
あなたの師はもう隠れることなく、
あなたの目はあなたの師を見続けるであろう。
三十七,
『彼がこの町に入ることはない。
彼は来た道を引き返し、
この町に入ることはない』
四十一,
恐れるな、あなたと共にわたしはいるから。
たじろぐな、わたしがあなたの神だから。
「恐れるな、わたしがあなたを助ける」
四十二,
わたしはわが霊を、彼の上に授け、
公義を国々に、彼はもたらす。
彼は叫ばず、上げず、
その声を巷で聞かせることもない。
彼は気落ちすることなく、といって走ることもなく、
ついには、地に公義を打ち立てる。
四十三,
彼らは伏して起き上がれないだろう。
彼らは燈心のように消え失せたのだ。
先の事どもを思い出さないように。
昔の事どもを案じないように。
見よ、わたしは新しい事を成就する。
四十四,
彼らの証人は彼らだ。
彼らは見ることもできず、知ることもできず、
結局恥じ入るだけだ。
四十五,
「わたしはあなたに与える、
闇の中にある財宝と、
密かに隠された宝を。
光を造り、闇を創造する者、
平安を作り、災いを創造する者。
わたしはヤハウェ、これら総てを作る者」
五十,
疲れた者を言葉をもって励ますことを知るようにと。
教えを受けた者たちのように聞くようにと。
わが背を、打つ者どもに、
わが頬を、抜く者どもに、ゆだねた。
辱めと唾に対して、
わが顔を隠すことをしなかった。
恥じることはないと知った。
五十九,
あなたたちの唇は偽りを語り、
あなたたちの舌は不正をつぶやく。
空しい事を頼みとし、偽りを語り、
害毒を孕み、虚妄を産む。
六十五,
百歳で死ぬ者は若者とされ、
百歳で呪われる者は罪人とされる。
彼らは無駄に労することもなく、
夭折する子を産むこともない。
祝福された者の子孫が彼らであり、
彼らの末裔たちは彼らと共にいる。
六十六,
「彼らは出て行き、
わたしに背いた人々の屍を見る。
その蛆は死なず、
その火も消えない。
こうしてそれらは、
総ての肉なるものに、忌み嫌われるものとなる」